Toyota 86 (2017 year). Manual japanese - part 23

5

351

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

電源プラグをアクセサリーソケッ
トに差し込む(oP. 254)

スマートエントリー&スタートシス

テム非装着車:エンジンスイッチを

“ACC”にしてください。

スマートエントリー&スタートシス

テム装着車:“エンジン スタート ス

トップ”スイッチをアクセサリーモー

ドにしてください。

コンプレッサーのホースをバルブ
にねじ込んで接続する

タイヤの指定空気圧を確認する

運転席側の空気圧ラベルで確認する

ことができます。(oP. 276)

コンプレッサーのスイッチを ON
にして、指定空気圧まで空気を充
填する

手順

12

電源プラグ

アクセサリーソケット

手順

13

ホース

コンプ
レッサー

手順

14

手順

15

スイッチ

352

5-2. 緊急時の対処法

圧力計を確認しながら指定空気圧になったらコンプレッサーの
スイッチを OFF にする

10 分以内に指定空気圧にならない場合は、応急修理できません。トヨタ販

売店にご連絡ください。

バルブからコンプレッサーのホースを取りはずし、アクセサリー
ソケットから電源プラグを取りはずす

タイヤ内の修理剤を均等に広げるために、直ちに 10 分間走行す

走行後、再度コンプレッサーを接
続する

圧力計で空気圧を確認する

空気圧が 130 kPa 以上の場合は、
指定空気圧まで空気を充填する

空気圧が 130 kPa 未満の場合は、応

急修理できません。トヨタ販売店にご

連絡ください。

手順

16

手順

17

手順

18

手順

19

手順

20

5

353

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

急ブレーキ、急加速、急ハンドルを避け、慎重に 80km/h 以下
で運転してトヨタ販売店へ行きます。

タイヤの修理・交換についてはトヨタ販売店にご相談ください。

知識

応急修理後のタイヤのバルブについて

応急修理キットを使用したときは、タイヤのバルブを新品に交換してください。

応急修理キットの点検について

パンク修理剤の有効期限の確認は定期的に行ってください。

有効期限はボトルに表示されています。

有効期限がきれたパンク修理液は使用しないでください。応急修理キットによ

る修理が正常にできない場合があります。

応急修理キットについて

応急修理キットは自動車タイヤの空気充填用です。

パンク修理剤には有効期限があります。有効期限はボトルに表示されていま

す。有効期限がきれる前に新しいボトルに交換してください。交換について

はトヨタ販売店にご相談ください。

パンク修理剤ボトル1本でタイヤ1本を1回応急修理できます。使用したパン

ク修理剤の交換は、トヨタ販売店にご相談ください。コンプレッサーは、繰

返し使用できます。

外気温度が -40 ℃以上のときに使用できます。

応急修理キット搭載車両の装着タイヤ専用です。指定タイヤサイズ以外のタ

イヤや他の用途には使用しないでください。

パンク修理剤が衣服に付着するとシミになる場合があります。

パンク修理剤がホイールやボデーに付着した場合、放置すると取れなくなる

おそれがあります。ぬれた布などで速やかに拭き取ってください。

応急修理キット作動中は大きな音がしますが故障ではありません。

タイヤ空気圧の点検や調整には使用しないでください。

手順

21

354

5-2. 緊急時の対処法

警告

タイヤがパンクしているときは

タイヤがパンクした状態で走行を続けないでください。

短い距離でもパンクしたタイヤで走行すると、タイヤおよびホイールが損傷し

修理できなくなります。パンクした状態で走行を続けると、タイヤ側面に円周

状の溝ができる場合があります。この状態で応急修理キットを使用すると、タ

イヤが破裂する危険があります。

応急修理キットについて

応急修理キットはトランク内に収納してください。

急ブレーキ時などに応急修理キットが飛び出したりして破損したり、思わぬ事

故につながるおそれがあり危険です。

応急修理キットはお客様の車専用です。他の車には使わないでください。他の

車に使うと思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

指定タイヤサイズ以外のタイヤや他の用途には使用しないでください。パンク

修理が完全に行われず、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

パンク修理剤について

誤って飲み込むと健康に害があります。その場合はできるだけたくさんの水を

飲み、直ちに医師の診察を受けてください。

もし目に入ったり、皮膚に付いたりした場合には、水でよく洗い流してくださ

い。それでも異常を感じたときは、医師の診察を受けてください。

パンクしたタイヤを応急修理するときは

車両を安全で平坦な場所に停止させる

空気がタイヤに残っている状態でバルブコア回しを使用すると、バルブコアが

飛び出すおそれがあります。

注入ホースを取り付けた状態でボトルを振ると、修理剤が飛び出すおそれがあ

ります。

走行直後、ホイールやブレーキまわりなどには触れないでください。

走行直後のホイールやブレーキまわりは高温になっている可能性があるため

手や足などが触れると、やけどをするおそれがあります。

5

355

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

警告

タイヤを車両に取り付けた状態で、バルブとボトルのホースをしっかりと接続

してください。ホースの接続が不十分な場合、空気が漏れたり、パンク修理剤

が飛散したりするおそれがあります。

パンク修理剤注入中にボトルのホースが外れると、圧力でホースが暴れ大変危

険です。

空気充填後は、ボトルのホースを取りはずすときや空気を抜くときにパンク修

理剤が飛散する場合があります。

作業手順に従って応急修理を行ってください。

手順通りに行わないとパンク修理剤が噴出する場合があります。

破裂の危険があるので応急修理キット作動中は補修中のタイヤから離れてく

ださい。タイヤに亀裂や変形が発生している場合、直ちにコンプレッサーのス

イッチを切り、修理を中止してください。

応急修理キットは長時間作動させるとオーバーヒートする可能性があります。

10 分以上連続で作動させないでください。

応急修理キットが作動すると部分的に熱くなります。使用中または使用後の取

り扱いには注意してください。ボトルとコンプレッサー接続箇所付近の金属部

分はとくに熱くなるので触れないでください。

本体が熱を持ち、作動が鈍くなったら使用を中止してください。再使用すると

きは、コンプレッサーが冷えたことを確認してから使用してください。

速度制限ラベルは指定位置以外に貼らないでください。ハンドルのパッド部分

などの SRS エアバッグ展開部に速度制限ラベルを貼ると、SRS エアバッグ

が正常に作動しなくなるおそれがあります。

356

5-2. 緊急時の対処法

警告

修理剤を均等に広げるための運転について

以下のことを必ずお守りください。

お守りいただかないと、車両のコントロールが不能となり、重大な傷害を受け

たり、最悪の場合死亡事故につながるおそれがあります。

低速で慎重に運転してください。とくにカーブや旋回時には注意してくださ

い。

車がまっすぐ走行しなかったり、ハンドルをとられたりする場合は、運転を中

止し、以下を確認してください。

・ タイヤを確認してください。タイヤがホイールから外れている可能性があ

ります。

・ 再度空気圧を測ってください。130 kPa 未満の場合はタイヤが大きなダ

メージを受けている可能性があります。

注意

応急修理をするときは

タイヤに刺さった釘やねじを取り除かずに応急修理を行ってください。 取り
除いてしまうと、応急修理キットでは応急修理ができなくなる場合がありま
す。

応急修理キットに防水機能はありません。降雨時などは、水がかからないよう
にして使用してください。

砂地などの砂埃の多い場所に直接置いて使用しないでください。砂埃などを吸
い込むと、故障の原因になります。

バルブコアを汚れた地面や砂地に置かないでください。

修理剤の内ぶたを取りはずさないでください。

バルブコア回しをねじ込むときは手で回してください。工具を使用したりする
と、破損するおそれがあります。

5

357

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

注意

応急修理キットについて

応急修理キットは DC12V 専用です。ほかの電源での使用はできません。

応急修理キットにガソリンがかかると劣化するおそれがあります。ガソリンが
かからないようにしてください。

応急修理キットは砂埃や水を避けて収納してください。

応急修理キットはトランク内に収納し、お子さまが誤って手を触れないようご
注意ください。

分解、改造などは絶対にしないでください。また、空気圧計などに衝撃を与え
ないでください。故障の原因になります。

358

5-2. 緊急時の対処法

パンクしたときは(応急用タイヤ搭載車)

パンクしたタイヤを、備え付けの応急用タイヤと交換してください。

(タイヤについての詳しい説明は P. 275 をご覧ください。)

■ ジャッキで車体を持ち上げる前に

● 地面が固く平らで安全な場所に移動する
● パーキングブレーキをかける
● オートマチック車はシフトレバーを P に入れる
● マニュアル車はシフトレバーを R に入れる
● エンジンを停止する
● 非常点滅灯を点滅させる(oP. 314)

■ 工具とジャッキ位置

けん引フック

応急用タイヤ

ホイールナット
レンチ

ジャッキハンドル

ジャッキ

ドライバー

5

359

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

応急用タイヤの取り出し方

ラゲージマット装着車は、ラゲー
ジマットを取りはずす

カバーと留め具を取りはずす

手順

1

手順

2

手順

2

360

5-2. 緊急時の対処法

パンクしたタイヤの交換

輪止め

をする

輪止めは、トヨタ販売店で購入する

ことができます。

ス チ ー ル ホ イ ー ル 装 着 車:セ ン
ターキャップを取りはずす

マイナスドライバーを使用して、図の

番号順でセンターキャップのツメを

外してください。

傷が付くのを防ぐため、マイナスドラ

イバーの先端に布などを巻いて保護

してください。

ナットを少し(約 1 回転)緩める

手順

1

パンクしたタイヤ

輪止めの位置

前輪

左側

右側後輪後ろ

右側

左側後輪後ろ

後輪

左側

右側前輪前

右側

左側前輪前

手順

2

手順

3

5

361

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

ジャッキの A 部を手でまわして、
ジャッキ溝をジャッキセット位置
にしっかりかける

タ イ ヤ が地 面 から 少 し離 れ る ま
で、車体を上げる

ナットすべてを取りはずし、タイ
ヤを取りはずす

タイヤを直接地面に置くときは、ホ

イールの意匠面に傷がつかないよう

意匠面を上にする。

手順

4

手順

5

手順

6

362

5-2. 緊急時の対処法

応急用タイヤの取り付け

ホイール接触面の汚れをふき取る

ホイール接触面が汚れていると、走行

中にナットが緩み、タイヤがはずれる

おそれがあります。

応急用タイヤを取り付け、タイヤ
ががたつかない程度まで手でナッ
トを仮締めする

ナ ッ ト の テ ー パ ー 部 が ホ イ ー ル の

シート部に軽くあたるまでまわす。

車体を下げる

図の番号順でナットを 2、3 度しっ
かり締め付ける

締め付けトルク:

120 N・m (1224 kgf・cm)

手順

1

手順

2

シート部

テーパー部

手順

3

手順

3

手順

4

手順

4

5

363

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

すべての工具・ジャッキ・パンクしたタイヤを収納する

知識

応急用タイヤについて

タイヤの側面に TEMPORARY USE ONLY と書かれています。応急用にの

みお使いください。

空気圧を必ず点検してください。(oP. 394)

後輪がパンクしたときは

前輪を応急用タイヤと交換する

パンクした後輪をはずした前輪と交換する

タイヤの格納について

センターキャップ付ホイールは、センターキャップを取りはずす

留め具を取り付ける

留め具は必ず図の向きにして取り付けてください。

応急用タイヤ

応急用タイヤ以外

手順

5

手順

1

手順

2

手順

1

手順

2

364

5-2. 緊急時の対処法

センターキャップの取り付け ( スチールホイール装着車 )

警告

ジャッキの使用について

ジャッキの取り扱いを誤ると、車が落下して死亡またはけがにつながるおそれ

があります。

以下のことをお守りください。

ジャッキはタイヤ交換、タイヤチェーン取り付け、取りはずし以外の目的で使

用しない

備え付けのジャッキは、お客様の車にしか使うことができないため他の車に

使ったり、他の車のジャッキをお客様の車に使わない

ジャッキセット位置に正しくジャッキがかかっていることを確かめる

ジャッキで支えられている車の下に身体を入れない

ジャッキで支えられている状態で、エンジンをかけたり走らせない

車内に人を乗せたまま車を持ち上げない

車を持ち上げるときは、ジャッキの上または下に物をのせない

車を持ち上げるときは、タイヤ交換できる高さ以上に上げない

車の下にもぐりこんで作業する場合はジャッキスタンドを使用する

車両を下げる際はとくに、ご自身や周囲の人がけがをしないよう注意してくだ

さい。

図のように A をナットに取り付けたあと、
マイナスドライバーを使用して図の番号順
でセンターキャップのツメを押し込む

傷が付くのを防ぐため、マイナスドライ
バーの先端に布などを巻いて保護してくだ
さい。

5

365

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

警告

タイヤ交換について

走行直後、ディスクホイールやブレーキまわりなどには触れない

走行直後のディスクホイールやブレーキまわりは高温になっているためタイ

ヤ交換などで手や足などが触れると、やけどをするおそれがあります。

次のことをお守りいただかないとナットがゆるみ、ホイールがはずれ落ち、重

大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

・ ホイールの交換後はすぐに 120 N・m(1224 kgf・cm)の力でナット

をしめる

・ タイヤの取りつけには、使用しているホイール専用のナットを使用する

・ ボルトやナットのねじ部や、ホイールのボルト穴につぶれや亀裂などの異

常がある場合は、トヨタ販売店で点検を受ける。

・ ナットを取り付けるときは、必ずテーパー部を内側にして取り付ける

(oP. 278)

応急用タイヤを使用するときは

お客様のお車専用になっているため、他の車には使用しないでください

同時に2つ以上の応急用タイヤを使用しないでください

できるだけ早く通常のタイヤと交換してください

急加速、急ハンドル、急ブレーキやシフト操作による急激なエンジンブレーキ

の使用は避けてください

応急用タイヤは前輪に装着してください

応急用タイヤ使用時の速度制限

応急用タイヤを装着しているときは、100 km/h 以上の速度で走行しないでく

ださい。

応急用タイヤは、高速走行に適していないため、思わぬ事故につながるおそれ

があります。

366

5-2. 緊急時の対処法

警告

応急用タイヤ装着中は

正確な車両速度が検出できない場合があり、下記のシステムが正常に作動しな

くなるおそれがあります。

ABS & ブレーキアシスト

VSC

TRC

EPS

LSD

クルーズコントロール

注意

パンクしたままの走行について

タイヤがパンクした状態で走行を続けないでください。

短い距離の運転でも、タイヤとホイールが修理できないほどの損傷になります。

応急用タイヤ装着中は段差に注意

応急用タイヤ装着中は、標準タイヤの装着時に比べ車高が低くなっています。段

差を乗り越えるときはご注意ください。

応急用タイヤ使用時のタイヤチェーン装着

応急用タイヤには、タイヤチェーンを装着しないでください。

タイヤチェーンが車体側に当たり、走行に悪影響をおよぼすおそれがあります。

ジャッキの収納について

ジャッキをジャッキホルダーへ収納するときは、ジャッキハンドル取付け部を

トランク内側へ向けて収納してください。逆向きに収納すると、車体を損傷す

るおそれがあります。

: 仕様により異なる装備やオプション装備

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