Suzuki Alto (2016 year). Manual japanese - part 13

運転するときは/オートマチック車

4-25

4

エンジンの始動

エ ン ジ ン の かけ か た の 詳 細 は、4 - 1 0
ページ

の「エンジンのかけかた」をお読

みください。

パーキングブレーキをしっかりとか
けます。

セレクトレバーが

にあるか確認

します。

74P20010

ブレーキペダルを右足で踏みます。

エンジンを始動します。

発進

■ 通常の発進

ブレーキペダルを右足でしっかり踏
み込みます。

前進時は

、後退時は

にセレ

クトレバーを入れ、レバーの位置を
目で確かめます。

パーキングブレーキを解除し、メー
ター内のブレーキ警告灯の消灯を確
認します。

ブレーキペダルからゆっくりと足を
離し、アクセルペダルをゆっくり慎
重に踏んで発進します。

■ 急な上り坂での発進

、 は「通常の発進」と同じ操作です。

ブレーキペダルからゆっくりと右足
を離し、アクセルペダルを慎重に踏
みます。

車が動き出す感触を確認しながら、
パーキングブレーキレバーをもどし
て発進します。

80J255

セレクトレバーが

位置でもエンジ

ンがかかりますが、安全のため

エンジンをかけてください。

1

2

P

N

P

3

4

1

2

D

R

3

4

1

2

3

4

000.book 25 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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4

運転するときは/オートマチック車

4-26

走行

■ 通常走行

セレクトレバーを

に入れて発進する

と、走行速度とアクセルペダルの踏み込
み量により、自動的に変速され走行でき
ます。

■ 急加速走行

追い越しなどをしたいときは、アクセル
ペダルをいっぱいに踏み込みます。
キックダウンして力強い加速が得られま
す。

■ 上り坂走行

上り坂を

で走行しているときに、ス

ピードを保つためにアクセルペダルを踏
み込んでいくと、キックダウンしてエン
ジンの回転が急に上がることがあります。

坂の勾配に応じて、あらかじめ S(ス
ポーツ)モードスイッチを ON にして
おくと、エンジン回転の変化が少ない
力強くなめらかな走行ができます。

■ 下り坂走行

下り坂を

のままで走行すると、エン

ジンブレーキの効きが弱くてスピードが
出すぎてしまうことがあります。

坂の勾配に応じて、あらかじめ S(ス
ポーツ)モードスイッチを ON にして
エンジンブレーキを併用します。

急な下り坂で、強力なエンジンブレー
キが必要なときには

に入れます。

ヒルホールドコントロール装備車の場
合、急な上り坂での発進時に車が後退
することを一定時間防ぐ機能がありま
す。
→ 4-51ページ

(ヒルホールドコントロール)

緊急時以外は、走行中にセレクトレ
バーを

に入れないでください。エ

ンジンブレーキがまったく効かないた
め、思わぬ事故の原因となります。

D

N

急な下り坂や長い下り坂では、エンジ
ンブレーキを併用してください。下り
坂でブレーキペダルを踏み続けると、
ブレーキ装置が過熱してブレーキが効
かなくなるおそれがあります。
 2-16 ページ(長い下り坂ではエ

ンジンブレーキを使用する)

D

D

L

000.book 26 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/オートマチック車

4-27

4

一時停止

セレクトレバーは走行位置のままで
停車し、ブレーキペダルをしっかり
踏み込みます。

急な坂道で一時停止するときは、
必要に応じてパーキングブレーキ
をかけます。

停車時間が長くなりそうなとき
は、セレクトレバーを

に入れ

ます。

再発進するときに間違えないよう、
セレクトレバーの位置とパーキング
ブレーキの解除を目で確かめます。

駐車

車を完全に止めます。

ブレーキペダルを踏んだまま、パー
キングブレーキをしっかりとかけま
す。

セレクトレバーを

に入れてから

エンジンを止め、ブレーキペダルか
らゆっくりと足を離します。

セレクトレバーが

位置になっ

ているか目で確かめます。

74P20010

エンジンスイッチを

(OFF)

にもどします。キーレスプッシュス
タートシステム非装備車は、エンジ
ンスイッチからキーを抜きます。
→ 4-15ページ

(キーを抜くときは)

→ 4-15 ページ(エンジンスイッ

チをもどすときは)

一時停止しているときに、空ぶかしを
しないでください。万一、セレクトレ
バーが

以外に入っていると、

急発進して思わぬ事故につながるおそ
れがあります。

上り坂などで、アクセル操作でバラン
スをとるなどして車を停止させようと
しないでください。トランスミッショ
ンフルードが過熱し、故障の原因とな
ります。

1

N

2

P N

駐車するときは、セレクトレバーを

に入れてからエンジンを止めてく

ださい。

以外の位置ではシフト

ロックが作動せず、誤操作などで思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。

1

2

3

P

P

P

P

4

LOCK

000.book 27 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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4

運転するときは/オートマチック車

4-28

後退

■ 正しい運転姿勢

車を後退させるときは身体をひねった運
転姿勢になり、ペダルが踏みにくくなり
ます。ブレーキペダルやアクセルペダル
が確実に踏める姿勢で運転操作をしてく
ださい。

■ 前進や後退を繰り返すとき

車庫入れなどで前進や後退を繰り返すと
きは、完全に停車させてから、次の前進
あるいは後退の操作を行なってください。

こんなことにも気をつけて

■ 車を少し移動させるとき

少しだけ移動するときでも、ブレーキペ
ダルやアクセルペダルが確実に踏める正
しい運転姿勢をとってください。

80J014

■ 停車するとき

前進と後退を繰り返すときなどは、セ
レクトレバーを

に入れていたこと

を忘れることがあります。車を後退さ
せたあとは、すぐに

から

に入

れる習慣をつけてください。

R

R

N

坂道などで、セレクトレバーを前進の
位置(

)にしたまま惰性で後

退したり、後退の位置(

)にした

まま惰性で前進したりしないでくださ
い。エンストしてブレーキの効きが悪
くなったり、ハンドルが重くなったり
して、思わぬ事故につながるおそれが
あります。また、故障の原因になりま
す。

車が少しでも動いているときは、セレ
クトレバーを

に入れないでくださ

い。トランスミッションが故障する原
因となります。

D L

R

P

000.book 28 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/オートギヤシフト車

4-29

4

セレクトレバーの各位置のはたらき

下図は代表例です。お車のタイプにより異なります。

74P40100

オートギヤシフト車

セレクトレバーの操作

オートギヤシフト車

(1) ボタン

(1)

パーキング

駐車するとき、エンジンを始動・停止するとき、キーを抜く
ときの位置

駆動輪(前輪)が固定されます。

リバース

車を後退させるときの位置

室内で警告ブザーが鳴り、運転者にセレクトレバーが

に入っていることを知らせます。

ニュートラル

エンジンの動力が伝わらない状態の位置

エンジンを始動できますが、安全のため

の位置で始動

してください。

ドライブ

通常走行の位置

車の速度とアクセルペダルの踏み込み量により、自動的に
変速され走行できます。

マニュアル

マニュアルモードで走行するときの位置

マニュアル感覚で走行したいとき、坂道や山間路を走行す
るときなどに使用します。
→ 4-32ページ(マニュアルモードの使いかた)

シフトアップ

マニュアルモードでシフトアップするときの位置

シフトダウン

マニュアルモードでシフトダウンするときの位置

P

R

R

N

P

D

M

000.book 29 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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4

運転するときは/オートギヤシフト車

4-30

セレクトレバーの動かしかた

D(ドライブ)モードまたはM(マニュ
アル)モードのどちらかを選ぶことが
できます。

64P40210

セレクトレバーを操作したときは、必
ずメーター内の表示(セレクトレバー
位置表示またはギヤポジション表示)
を確認してください。

エンジンスイッチが

でも、エン

ジン停止中の状態では、セレクトレ
バーを操作しても実際のギヤポジショ
ンは切り替わらないため、メーター内
のセレクトレバー位置表示は N のまま
ですが、異常ではありません。

次のような操作をすると、メーター内
の表示や警告ブザーでお知らせしま
す。
・セレクトレバーが

で、ブレーキ

ペダルを踏まないでエンジンスイッ
チを

にすると、ブレーキ

リクエストインジケーターが点灯
し、警告ブザーが鳴ります。ブレー
キペダルを踏んで、エンジンスイッ
チの操作をやり直してください。

・セレクトレバーが

または

外のとき、ブレーキペダルを踏まな
いでエンジンスイッチを
にすると、ブレーキリクエストイン
ジケーターが点灯、メーター内の表
示(セレクトレバー位置表示または
ギヤポジション表示)が点滅し、警
告ブザーが鳴ります。セレクトレ
バーを

または

にして、ブレー

キペダルを踏んで、エンジンスイッ
チの操作をやり直してください。

・前進と後退を繰り返すときなど車両

が動いている状態で、ブレーキペダ
ルを踏まないでセレクトレバーを

から

または

に操作

すると、メーター内のブレーキリク
エストインジケーターが点灯、セレ
クトレバー位置表示が N で点滅し、
警告ブザーが鳴ります。ブレーキペ
ダルを踏んで完全に停車してから、
セレクトレバーの操作をやり直して
ください。

・セレクトレバーを操作したとき、セ

レクトレバーの位置とメーター内の
表示(セレクトレバー位置表示また
はギヤポジション表示)が異なる場
合、セレクトレバー位置表示または
ギヤポジション表示が点滅し、警告
ブザーが鳴ります。そのまま少し
(2~3秒)待ってもセレクトレバー
位置表示またはギヤポジション表示
が切り替わらないときは、ブレーキ
ペダルを踏んで、セレクトレバーの
操作をやり直してください。

ブレーキペダルを踏み、ボ
タンを押したままセレクト
レバーを動かします。

ボタンを押さずにセレクト
レバーを動かします。

ボタンを押したままセレク
トレバーを動かします。

セレクトレバーから手を離
すと自動的にもとの位置に
もどります。

ON

N

START

P

N

START

P

N

N

D

M

R

000.book 30 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/オートギヤシフト車

4-31

4

■ シフトロックシステム

発進するときなどに、セレクトレバーの
誤操作を防ぐシステムです。

エンジンスイッチが

でブレーキ

ペダルを踏んでいるときだけ、セレク
トレバーを

からほかの位置に動か

せます。

エンジンスイッチが

または

(OFF)のときは、ブレーキペ

ダルを踏んでいても、セレクトレバー

からほかの位置に動かせません。

セレクトレバーのボタンを押してか
ら、ブレーキペダルを踏まないでくだ
さい。シフトロックが解除されないこ
とがあります。

万一、エンジンスイッチを

にし

て、ブレーキペダルを踏んでもセレク
トレバーを

からほかの位置へ動か

せない場合、次の「シフトロックの解
除のしかた

」をお読みいただき、シフ

トロックを解除してください。
この場合は、シフトロックシステムな
どの故障が考えられます。ただちにス
ズキサービス工場で点検を受けてくだ
さい。

完全に停車させてから、セレクトレ
バーを

または

に入れて

ください。車が動いていると、トラン
スミッションが故障する原因となり
ます。

トランスミッション警告灯が点灯し
たときは、ただちに運転をやめて、ス
ズキサービス工場で点検を受けてく
ださい。警告灯が点灯しているとき、
次のようになることがあります。
→ 3-78ページ

(トランスミッション警告灯)

・セレクトレバーを操作しても変速

できない

・車速が10 km/h以下になると、自

動で N(ニュートラル)になり、
メーター内のセレクトレバー位置
表示が N に点滅し、警告ブザーが
鳴る

・停車時にエンジンが停止
・エンジンが始動できない

の操作は、セレクトレバーのボ

タンを押さない習慣をつけてくださ
い。常にボタンを押して操作している
と、間違って

へ入れてしまう

おそれがあります。

D

M

R

P R

セレクトレバー可動部に飲み物などを
こぼしたり、内部に異物が入ったりし
た場合、そのまま使用を続けるとシフ
トロックシステムが正常に機能しなく
なるおそれがありますので、すみやか
にスズキサービス工場で点検を受けて
ください。

発進するときは、ブレーキペダルを
しっかり踏んだままセレクトレバーを
操作してください。

ON

P

ACC

LOCK

P

ON

P

000.book 31 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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4

運転するときは/オートギヤシフト車

4-32

■ シフトロックの解除のしかた

シフトロックシステムの故障や鉛バッテ
リーあがりなどで、セレクトレバーを

からほかの位置へ動かせないときは、

次の手順でシフトロックを解除します。

安全のため、エンジンスイッチを

にしてパーキングブレーキ

をしっかりとかけ、ブレーキペダル
を踏んだ状態にします。

セレクトレバーの下にある穴から指
で、シフトロック解除ボタン(1)を
押しながら、セレクトレバーを操作
します。

74P40110

上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。

マニュアルモードの使いかた

ドライブモードは自動的に変速します
が、マニュアルモード(手動変速モー
ド)にすると、任意に変速することがで
きます。マニュアルモードにするとき
は、セレクトレバーを

から

に動

かします。

74P40120

上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。

メーターにマニュアルモード表示(1)
が表示されるとともに、現在のギヤポ
ジション(2)が表示されます。

セレクトレバーを

から

に動か

した直後のギヤポジションは、

ときに自動的に選択されていたギヤポ
ジションです。

74P40130

セレクトレバーを

に動かさなくて

も、走行中

のままパドルシフトス

イッチを手前に引くと、一時的にマ
ニュアルモードにすることができま
す。
→ 4-35 ページ(一時的にマニュア

ルモードにするときは)

P

1

ACC

2

(1)

D

M

(1) マニュアルモード表示
(2) ギヤポジション表示

D

M

D

(2)

(1)

M

D

000.book 32 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/オートギヤシフト車

4-33

4

■ マニュアルモード時のシフト

操作

ギヤポジションを走行速度に応じて 1 速
から5速まで選択できます。

シフト操作をしなくても車速が低下す
ると、自動的にシフトダウンし、停車
するとギヤポジションは1になります。

滑りやすい路面での加速、変速、ブ
レーキは慎重に行なってください。
急加速やエンジンブレーキなどによ
り、スリップ事故につながるおそれ
があります。
→ 2-17ページ(滑りやすい路面で

はゆっくり走る)

長い下り坂でブレーキペダルを踏み
続けると、ブレーキ装置が過熱して
ブレーキが効かなくなるおそれがあ
ります。
→ 2-16ページ(長い下り坂ではエ

ンジンブレーキを使用する)

走行中はパーキングブレーキレバー
を引かないでください。急ブレーキ
をかけた状態になり、事故を起こす
おそれがあります。

走行中はセレクトレバーを

に入

れないでください。エンジンブレー
キが効かないため、思わぬ事故の原
因となります。セレクトレバーが
以外 に入ってしまった場合、すみや
かに

へもどしてください。走行

速度に応じたギヤが選択されます。

N

M

M

トランスミッション警告灯が点灯し
たときは、ただちに運転をやめて、ス
ズキサービス工場で点検を受けてく
ださい。警告灯が点灯しているとき、
次のようになることがあります。
→ 3-78ページ

(トランスミッション警告灯)

・セレクトレバーを操作しても変速

できない

・車速が 10 km/h 以下になると、自

動で N(ニュートラル)になり、
メーター内のセレクトレバー位置表
示がNに点滅し、警告ブザーが鳴る

・停車時にエンジンが停止
・エンジンが始動できない

セレクトレバーが

のマニュアル

モードでは、自動シフトアップされま
せん。

のままパドルシフトスイッ

チを手前に引いて一時的にマニュア
ルモードにしたときは、エンジンが高
回転になると自動シフトアップしま
す。ただし、エンジン保護のため、
のマニュアルモードでも自動シフト
アップすることがあります。

エンジン回転が高くなりすぎたり、低
くなりすぎたりすると変速できない
場合があります。

シフトダウンするときエンジン回転
数が上昇する場合がありますが、こ
れは変速をスムーズに行なうためで
あり、異常ではありません。

下り坂では適切なギヤにシフトダウ
ンして、エンジンブレーキを併用し
てください。エンジンブレーキは低
速ギヤほどよく効きます。ただし、
3段以上変速すると変速に時間がか
かる場合があります。

変速するとき、作動音が聞こえる場合
がありますが、異常ではありません。

M

D

M

000.book 33 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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4

運転するときは/オートギヤシフト車

4-34

シフトアップしたいときは、セレクト
レバーを+側(下方向)へ動かします。
手を離すと、レバーは自動的に

位置にもどります。

シフトダウンしたいときは、セレクト
レバーを-側(上方向)へ動かします。
手を離すと、レバーは自動的に

位置にもどります。

74P40300

上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。

シフトアップしたいときは、ハンドル
の右側にあるパドルシフトスイッチ
(+側)を手前に引きます。手を離す
と、スイッチは自動的にもとの位置に
もどります。

74P40310

シフトダウンしたいときは、ハンドル
の左側にあるパドルシフトスイッチ
(-側)を手前に引きます。手を離す
と、スイッチは自動的にもとの位置に
もどります。

74P40320

(1) +側(シフトアップ)
(2) -側(シフトダウン)

連続して変速したいときは、セレクト
レバーが

の位置にもどってから、

レバーを入れ直す操作を繰り返してく
ださい。レバーを+または-側に保持
したままでは、連続して変速できませ
ん。

セレクトレバーを使って

M

M

(1)

(2)

M

パドルシフトスイッチを使って

タイプ別装備

連続して変速したいときは、パドルシ
フトスイッチから手を離してから、ス
イッチを引き直す操作を繰り返して
ください。スイッチを引いた状態のま
までは、連続して変速できません。

左右のパドルシフトスイッチを同時
に操作すると、変速しないことがあ
ります。

000.book 34 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/オートギヤシフト車

4-35

4

■ マニュアルモードシフト警告

走行性能を確保するため、またはトラン
スミッション保護のため、シフト操作を
しても希望するギヤポジションに変速さ
れない場合があります。
このようなときは、メーター内に現在使
用しているギヤポジション表示が点滅
し、警告ブザーが鳴ります。
→ 1-17ページ

(警告ブザーが鳴ったときは)

■ マニュアルモードを解除する

ときは

セレクトレバーを

から

にもどす

と、マニュアルモードが解除されます。

■ 一時的にマニュアルモードに

するときは

で走行中(低車速時を除く)に、パ

ドルシフトスイッチを手前に引きます。
メーター内の M(マニュアル)モード表
示(1)が表示されるとともに、現在の
ギヤポジションが表示されます。

74P40360

次のような操作または状況になると、
マニュアルモードが自動的に解除さ
れ、もとの制御にもどります。
・変速しないで、一定時間アクセルペ

ダルを踏み続けたとき

・低車速になったとき

オートギヤシフト車は、クラッチ操作か
ら解放されて運転操作が楽になります
が、オートギヤシフト車特有の機能や操
作上の注意があります。

クリープ機能に注意して

エンジンをかけて停車しているとき、セ
レクトレバーが

以外に入ってい

て、ブレーキペダルを離すと同時に、ア
クセルペダルを踏まなくても車がゆっく
り動きます。これをクリープ機能といい
ます。

次のようなとき、クリープ機能は働き
ません。
・運転席ドアが開いている
・ブレーキペダルを踏んでいる
・パーキングブレーキをかけている
・2速以上に変速している

(1) Mモード表示
(2) ギヤポジション表示

M

D

タイプ別装備

D

(2)

(1)

セレクトレバーを

以外に入れ

て い る と き は、ブ レ ー キ ペ ダ ル を
しっかり踏んでください。

エンジン始動直後やエアコン作動時
は、クリープ機能が強くなることが
あります。とくにしっかりブレーキ
ペダルを踏んでください。

トランスミッション警告灯が点灯した
り、点滅したりしているときはクリー
プ機能が働かない場合があります。
→ 3-78ページ

(トランスミッション警告灯)

オートギヤシフト車の特性

P N

P N

000.book 35 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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4

運転するときは/オートギヤシフト車

4-36

キックダウン

走行中(低車速時を除く)にアクセルペ
ダルをいっぱいに踏み込むと、自動的に
シフトダウンしてエンジン回転が上昇し
て、力強い加速ができます。これをキッ
クダウンといいます。

追い越しなどをしたいときは、アクセ
ルペダルをいっぱいに踏み込みます。
キックダウンして力強い加速が得られ
ます。

キーインターロック

誤操作防止のため、次の条件をみたして
いるときだけキーが抜けます。これを
キーインターロックといいます。

セレクトレバーが

位置

セレクトレバーのボタンから手を離し
ている
→ 4-15ページ(キーを抜くときは)

トランスミッション警告灯

81M40161

メーターパネル内にあります。

AGS のシステムに異常があると、エン
ジンスイッチが

のときに点灯し、

次のようになることがあります。点灯
したときは、ただちに運転をやめて、
スズキサービス工場で点検してくださ
い。
・セレクトレバーを操作しても変速で

きない

・車速が10 km/h以下になると、自動

で N(ニュートラル)になり、メー
ター内のセレクトレバー位置表示が
Nで点滅し、警告ブザーが鳴る

・停車時にエンジンが停止
・エンジンが始動できない

通常の加速をするときは、アクセルペ
ダルをゆっくり踏み込んでください。
いっぱいに踏み込むと、キックダウン
して思わぬ急加速のおそれがあります。

キーレスプッシュスタートシステム非装備車

P

オートギヤシフト車を

運転するとき

ON

000.book 36 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/オートギヤシフト車

4-37

4

次のような操作をすると、クラッチに
負荷がかかってクラッチが高温になり
ます。警告灯が点滅するとともに、警
告ブザーが鳴ります。安全な場所に停
車して、しばらくエンジンを停止して
ください。再度、エンジンスイッチを

にして、警告灯の点滅と警告ブ

ザーが止まっていることを確認してか
ら走行してください。
・上り坂で発進と停止を繰り返してい

・上り坂でブレーキペダルを踏まず

に、クリープ機能を利用して停車し
ている

・ブレーキペダルを踏みながらアクセ

ルペダルを踏み続けている

・パーキングブレーキをかけた状態で

アクセルペダルを踏み続けている

→ 1-17ページ

(警告ブザーが鳴ったときは)

→ 1-10ページ(警告灯・表示灯)

(リバース)ポジション

警告ブザー

停車している状態でセレクトレバーを

に入れ、メーター内のセレクトレバー

位置表示もRになると、室内で警告ブザー
が鳴り、セレクトレバーが

に入って

いることを運転者に知らせます。

ペダルの踏み間違いに注意

ペダルの踏み間違いを防ぐため、エンジ
ンをかける前にアクセルペダルとブレー
キペダルを実際に足で踏んで、位置を確
認してください。

ブレーキペダルは右足で踏む

64L20140

左足では適切なブレーキ操作ができませ
ん。ブレーキペダルは右足で踏む習慣を
つけてください。

(リ バ ー ス)ポ ジ シ ョ ン 警 告 ブ

ザーは、車外の人に車の後退を知らせ
るためのものではありません。

ON

R

R

R

R

アクセルペダルとブレーキペダルを踏
み間違えると、思わぬ事故につながる
おそれがあります。

アクセルペダルとブレーキペダルの両
方を同時に踏まないでください。ク
ラッチが損傷したり、発熱したりする
原因になります。

(1) ブレーキペダル
(2) アクセルペダル

(1)

(2)

000.book 37 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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4

運転するときは/オートギヤシフト車

4-38

セレクトレバーを操作すると
きは

→ 4-30ページ

(セレクトレバーの動かしかた)

セレクトレバーの位置はメー
ター内の表示を目で確認

始動時や降車時は

、前進時は

、後

退時は

に入れたとき、メーター内の

表示(セレクトレバー位置表示またはギ
ヤポジション表示)がP、1またはRになっ
ていることを確認してください。

車から離れるときは

74P40160

4-29ページ

の「セレクトレバーの操作」

もあわせてお読みいただき、正しい取扱
いをしてください。

運転席にすわって

ペダルが確実に踏めて、ハンドル操
作が楽に行なえる位置にシートを調
節し、ハンドルを調節(タイプ別装
備)します。
→ 3-28ページ(前席シート)
→ 3-28ページ

(チルトステアリング)

アクセルペダル(2)とブレーキペ
ダル(1)の位置を右足で確認しま
す。

64L20140

アクセルペダルを踏んだままセレクト
レバーを操作しないでください。急発
進して事故を起こすおそれがあります。

P

D

R

エンジンをかけたまま車から離れない
でください。万一、セレクトレバーが

以外に入っていると、車がひとり

でに動き出すおそれがあります。ま
た、車に乗り込むときに誤ってセレク
トレバーを動かしたりアクセルペダル
を踏み込んだりして、思わぬ急発進の
おそれがあります。

P

オートギヤシフト車の

運転のしかた

1

2

(1)

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000.book 38 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/オートギヤシフト車

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エンジンの始動

エ ン ジ ン の かけ か た の 詳 細 は、4 - 1 0
ページ

の「エンジンのかけかた」をお読

みください。

パーキングブレーキをしっかりとか
けます。

エンジンスイッチを

にし、セ

レクトレバーが

になっているこ

とを、メーター内のセレクトレバー
位置表示で確認します。

74P40030

ブレーキペダルを右足で踏みます。

エンジンを始動します。

発進

■ 通常の発進

ブレーキペダルを右足でしっかり踏
み込みます。

前進時は

、後退時は

にセレ

クトレバーを入れ、メーター内の表
示(セレクトレバー位置表示または
ギヤポジション表示)が 1 または R
になっていることを確認してくださ
い。

パーキングブレーキを解除し、メー
ター内のブレーキ警告灯の消灯を確
認します。

ブレーキペダルからゆっくりと足を
離し、アクセルペダルをゆっくり慎
重に踏んで発進します。

アクセルペダルを踏まなくても、
ブレーキペダルを離すと同時に自
動的にクラッチがつながり、ク
リープ機能が働いて車がゆっくり
動きます。

セレクトレバーが

のときは、ブ

レーキペダルを踏み続けなければエン
ジンは始動しません。

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ON

P

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N

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D

R

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運転するときは/オートギヤシフト車

4-40

■ 急な上り坂での発進

、 は「通常の発進」と同じ操作です。

ブレーキペダルからゆっくりと右足
を離し、アクセルペダルを慎重に踏
みます。

車が動き出す感触を確認しながら、
パーキングブレーキレバーを解除し
て発進します。

80J255

走行

■ 通常走行

セレクトレバーを

に入れて発進する

と、走行速度とアクセルペダルの踏み込
み量により、自動的に変速され走行でき
ます。停車中にセレクトレバーを

入れると、ギヤポジションは1速になり
ます。

ヒルホールドコントロール装備車の場
合、急な上り坂での発進時に車が後退
することを一定時間防ぐ機能がありま
す。
→ 4-51ページ

(ヒルホールドコントロール)

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高速走行中のマニュアルモードでの過
度なシフトダウンに注意してくださ
い。急激なエンジンブレーキがかかっ
て、スリップ事故を起こすおそれがあ
ります。また、エンジンの回転が上が
りすぎて故障の原因となります。

緊急時以外は、走行中にセレクトレ
バーを

に入れないでください。エ

ンジンブレーキがまったく効かないた
め、思わぬ事故の原因となります。

空 ぶ か し 状 態 で セ レ ク ト レ バ ー を

または

に操作するとク

ラッチが故障または破損するおそれが
あります。

セレクトレバーを

へ操作したと

き、ギヤが1速に入らないと、再度シ
ステムが自動で変速します。このとき
作動音が聞こえたり、変速時の衝撃を
感じたりすることがありますが異常で
はありません。

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N

D

M

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000.book 40 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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